インプラント周囲炎

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Implant 2インプラントを長持ちさせるために

インプラントを長持ちさせるために

インプラント治療は、インプラント(人工歯根)を埋め込む手術をして上部にセラミック製などの人工歯を取り付けることで、天然歯と変わらない噛み心地と見た目を取り戻せる治療法です。しかし、一度治療をすればそれですべて終わり、ではありません。インプラント治療の後にも、注意すべきことがあります。

こちらでは尼崎市武庫之荘の歯医者「大井歯科医院」が、インプラント治療後のトラブルとして代表的なインプラント周囲炎などについてご紹介します。インプラントを長持ちさせられるよう、正しい知識を持っておきましょう。

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インプラント周囲炎の治療には水に反応する安全なレーザー治療

インプラント周囲炎の治療には水に反応する安全なレーザー治療

当院が導入しているEr:YAGレーザーは水と反応し強力な攪拌を起こすので、水の多い生体組織では周囲の組織へのダメージを最小限に抑えながら殺菌や清掃をすることが可能です。インプラント体の表面は細かい凹凸が多いため、チタンブラシなどでは炎症を起こしている箇所を完全には取りきれません。

インプラント治療後の痛みにお悩みの方へ

インプラント治療後の痛みにお悩みの方へ

インプラント治療は外科手術を行うため、どうしても治療の直後には痛みや違和感が生じます。しかしこれは一過性のものであり、通常であれば1~2週間で治まります。それでも、もしそれ以上経っても症状が続いていたり、痛みが強かったりする場合には、何らかのトラブルが生じているかもしれません。

考えられるトラブルとしておもなものには、「患部が感染症を起こしている」「隣の歯に接していることで痛みや違和感が生じている」などが挙げられます。当院では次の項目をチェックし、問題があれば適切な処置を行っていますので、お気軽にご相談ください。

チェック項目
  • 膿が溜まっていないかの確認
  • レントゲン撮影による異常の確認
  • 血液検査による確認
  • 心因性による痛みではないかの確認
  • 隣の歯と接していないか、インプラントの位置の確認

インプラント周囲炎について

インプラント周囲炎について

インプラントやその上部の人工歯は人工物であり、虫歯にはなりません。しかしそれを支えているまわりの組織、歯ぐきや顎の骨は自然のままであり、ケアを怠ると歯周病と同じ症状を招く「インプラント周囲炎」が引き起こされてしまいます。

インプラント周囲炎が悪化すると、インプラントのまわりの歯ぐきやインプラントを埋め込んだ顎の骨が溶かされ、最後には支えきれなくなり抜け落ちてしまうのです。

インプラント周囲炎の進行

インプラントを支えている歯周組織は、天然歯のときよりも歯周病菌に感染しやすいといわれています。さらにインプラントは人工物であるため、支えている歯周組織の異変にも気づきにくいのが特徴です。自分自身でもインプラントのまわりの歯ぐきの状態などを気にかけ、定期検診で専門的なメインテナンスを受けて、できるだけ長く維持しましょう。

進行1
進行1 インプラントのまわりにプラーク(歯垢)が溜まり、歯ぐきが炎症を起こして赤く腫れています。
進行2
進行2 顎の骨が溶かされ始め、インプラントが不安定になってグラつきます。
進行3
進行3 顎の骨がほとんど溶かされてしまい、インプラントはひどくグラグラした状態になります。さらに悪化すると、最終的にインプラントは抜け落ちてしまいます。
インプラント周囲炎への対処

インプラント周囲炎への対処は、進行段階に適した方法で行うことが必要です。当院ではまず検査によって進行状況を調べ、その情報を元に対処法を決定しています。

検査方法
歯周ポケットの
深さの測定
出血や膿の
有無の確認
歯の
動揺度検査
お口の中の
細菌検査
噛み合わせの
確認
レントゲン撮影による
顎の骨の状態の検査
進行段階に合わせた処置方法
歯肉で炎症が止まっている場合 炎症の状況を見てEr:YAGレーザーでインプラント体の表面の殺菌を行います。
骨が吸収している場合 歯茎を切開して、Er:YAGレーザーでインプラント全体を殺菌、洗浄します。骨が吸収しているため、歯周組織再生療法で骨造成を行います。
アフターメインテナンスにお越しください

インプラントを長く維持するには、天然歯と同じように適切なケアを行うことが必要です。それに加えて定期検診に通い、歯科医師のチェックと専門的なメインテナンスを受けることが欠かせません。

定期検診に通って入れば、トラブルを未然に防げる上に、もしもインプラントに不具合が生じた場合にもすぐの対処が可能になります。当院では3カ月に1度のペースで、定期検診へのご来院をご案内していますので、欠かさずご来院いただくことをおすすめします。